Microsoftが『Windows 365』というリモートデスクトップサービスを月額課金制(サブスクリプション)で8月2日よりスタートさせる計画であることを発表しました。
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価格はどれくらいで使えるの?
気になる価格ですが、
米マイクロソフトの企業向けイベントことMicrosoft Inspireにて、誤って公開されたと思われる今回の情報。それによると、プロセッサ2基/4GB RAM/128GBストレージを搭載し、300人以下のビジネス用途向けプラン「Windows 365 Business」の場合、1ユーザーあたり月額31ドル(約3400円)で利用できると記載されていたのです。
【出典:Windows 365の低価格プラン情報が流出か CPU2基で月額約3400円に?】
という情報がありました。誤って公開された情報とのことですが、おそらく上記の規模とスペックの仮想デスクトップが月額で3000円から5000円程度になるのではないかと予想されます。
価格の正式発表は8月2日になる予定とのことです。
推奨環境
回線速度はYoutubeのHD 1080p画質がストレスなく再生できる程度の回線速度が必要になるみたいです。具体的には下り5Mbps出ていればYoutubeのHD画質は再生できるので、上り下り双方共10Mbpsほどあれば問題ないかと。一般的な光回線だと平均で上りも下りも400から500Mbpsは出るので、ごくごく一般的なインターネット回線を利用しているならまったく問題ないかと思われます。
動作環境はMicrosoft EdgeやGoogle ChromeなどのいわゆるChromiumのブラウザであれば動作するとのこと。HTML5で動作するという情報もありましたがおそらくHTML Living Standardで動作するように作られていると思われます。なのでOSは問わずChromium系のブラウザがインストールできれば問題なさそうですね。
マシンのスペックはChromium系のブラウザがさくさく動作するなら問題ないと思うので、かなりロースペックなパソコンでもストレスなく作業できるのではないかと。そもそもリモートデスクトップサービスの強みがそういうところなので。
VDI(Virtual Desktop Infrastructure)リモートデスクトップサービスとは
リモートデスクトップサービス、またはVDI(Virtual Desktop Infrastructure)仮想デスクトップサービスってなに?って方もいると思われるので軽く解説します。
パソコンでの作業というのは従来は目の前にあるマシンを使ってやるのが当たり前でした。(Webサーバーなど意外)
これをクラウド上に設けられた仮想デスクトップに接続してリモートでやってしまおうというのがリモートデスクトップサービスです。
リモートデスクトップサービスのメリットとデメリット
メリットとしては作業効率がマシンのスペックに依存しないところです。これはテレワーク需要が増えてきた昨今こそ威力を発揮しそうですね。皆が皆ハイスペックのパソコンを用意できたらいいですが現実問題そうもいかないと思うので…、あとOSだって人によっては絶対にMacが良いという人もいるでしょうしWindows以外考えられないって人もいるでしょう。
リモートデスクトップサービスを利用することでマシンのスペックをある程度はカバーできる上にOSなどの実行環境も問わないというのはかなり強力です。
デメリットは通信環境が必須になることですね。インターネット回線の速度が著しく遅いような環境の人やそもそもインターネット回線を引いていない人はリモートデスクトップサービスを利用することが出来ません。
『Windows 365』のイメージ動画
こちらがイメージ動画になります。
まとめ
急増するテレワーク需要でVPN環境を整えることがそもそも敷居が高いという人もいるでしょうからMicrosoftアカウントの管理のみで利用できる『Windows 365』は法人にとって便利なツールになりそうですね。