Windows7やVista、XPなどのサポート終了したOSのパソコンをお持ちの方もいらっしゃると思います。
基本的にサポートが終了したOSのパソコンはネットに繋げての利用は非推奨とされます。では、なぜネットに繋げての利用がおすすめ出来ないのか、今回は、その理由やサポート終了したOSのパソコンをどのように活用したらいいのかなど解説していきます。
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なぜサポート終了OSは使ってはいけないの?
先ず、なぜサポートが終了しているOSはオンラインでの利用が非推奨なのか概要を把握しておきましょう。
サポートが終了しているOSは更新されることがありません。通常OSに何かしらの不具合やセキュリティの脆弱性が発見された場合はOSの更新という形ですぐに修正されます。
サポートが終了しているということは、セキュリティの脆弱性が発見されても、なにかしらの不具合が発生しようとも修正されることはありません。これがオンラインでの利用が非推奨である最大の理由です。※オンラインとはインターネットに接続を意味します。
次にセキュリティの脆弱性を放置しておくと、どんな危険があるのかを簡単に説明します。
世の中にはパソコンの脆弱性をついてパソコンに入り込み個人情報などを盗み見しようとするハッカーと呼ばれる人達がいます。そのハッカー達がいかにして第三者のパソコンに忍び込むのかというと、貴方の家に直接忍び込むわけではありません。インターネットを通じてです。
そして脆弱性はセキュリティホールと呼ばれる言わば穴なのです。この穴を塞ぐことなく放置しておくことが如何に危険なのかは想像に難しくないと思います。オンラインで利用するということは穴の開いた壁を晒したままにしておくということです。
Windows10のサポート終了の定義
Windows7やWindows Vistaなどはサポートが終了しているとわかりやすいですが、Windows10も実はビルドと呼ばれるWindows10のバージョンによってサポートの期間が決まっています。
ビルドを確認する手順は設定を開き、
赤丸のシステムをクリックします。
すると、
こんな画面が表示されるので赤線の「詳細情報」をクリックすると、左側にWindowsの仕様が表示されます。
その中の「バージョン」の右側に「20H2」などと英数字が書かれていますが、これがWindowsのバージョンになります。
ちなみに各バージョンのサポート期限は下記になります。
バージョン | 機能アップデートの名称 | 提供開始 | サポート期限 |
---|---|---|---|
1507 | ー | 2015年7月29日 | 2017年5月9日 |
1511 | November Update | 2015年11月10日 | 2017年10月10日 |
1607 | Anniversary Update | 2016年8月2日 | 2018年4月10日 |
1703 | Creators Update | 2017年4月5日 | 2018年10月9日 |
1709 | Fall Creators Update | 2017年10月17日 | 2019年4月9日 |
1803 | April 2018 Update | 2018年4月30日 | 2019年11月12日 |
1809 | October 2018 Update | 2018年11月13日 | 2020年11月10日 |
1903 | May 2019 Update | 2019年5月21日 | 2020年12月8日 |
1909 | November 2019 Update | 2019年11月12日 | 2021年5月11日 |
2004 | May 2020 Update | 2020年5月27日 | 2021年12月14日 |
20H2 | October 2020 Update | 2020年10月20日 | 2022年5月10日 |
21H1 | May 2021 Update | 2021年5月18日 | 2022年12月13日 |
※Windows 10 自体のサポートは、2025年10月14日で終了すると予告されています。
サポート終了OSのパソコンはどうしたらいい?
サポート終了したOSを利用する危険性は理解してけど、じゃあサポート終了したOSはどう活用したらいいの?と思われると思うので解説していきます。
オフラインで利用する
オンラインでの利用は非推奨ですがオフライン、つまりインターネットに接続せずに使う分には、ほとんど問題ありません。
というのもハッカーの侵入経路はインターネットに回線なので、極端な話インターネットに接続しなければ個人情報などをハッカーに盗まれる可能性もほとんどありません。もしインターネットに接続されていないパソコンで大切な情報が盗むとしたら空き巣に入ってあなたのパソコンを勝手に操作するくらいしか方法がありません。
別のOSをインストールする
パソコン中級者以上の方向けの方法となりますがWindows以外のOSをインストールして利用するというのもひとつの手段です。
例えばLinuxと呼ばれるOSは無料でインストールすることができます。
無料で使えるオープンソースと呼ばれるタイプのOSなのでサポートに対しての考え方も変わってきますが、開発も盛んなので、セキュリティの脆弱性などはすぐに修正されることがほとんどです。
とはいえ、これらの無料で使えるOSやソフトウェアなどは基本的には自己責任での利用になるので、パソコンに慣れてきた人、中級者向けの活用方法ではあります。
処分する
場合によっては買取価格などが付くこともあります。処分方法の詳しい解説は下の記事を参照してください。
壊れたり古くなってしまったパソコンの処分方法を詳しく解説します
まとめ
今回はパソコンには付き物であるサポート終了について解説しました。パソコンに対する疑問などがございましたらお気軽にコメント等で質問ください。
これからもいきいきインターネットを宜しくお願いします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。